総合実力

　科学的発展観を堅持し、経済が穏やかな速い発展スピードを実現した。2006年浙江省の生産総値が15,649億元で、去年に比べて13.6%増であり、1人当たりの生産総値が31,684元(平均為替レートによって換算すれば3,975米ドル)に達し、11.6%增である。財政総収入と地方財政総収入はそれぞれ2,568億元と1,298億元である。生産総値、1人当たり生産総値と財政総収入がすべて全国の先頭に位置している。

　産業構造

　今まで浙江の第一、二、三次産業の比例は5.9：53.9：40.2である。全省の産業構造は軽工業を主としているが、重化学工業がだんだん工業経済を推進する主力になってきている。軽工業の紡織、機械、電子、食品、皮革、工芸品、服装などの業種は国内市場のみならず国外市場にも強く競争力となった。2006年に浙江省の工業増加額が7,538億元を実現して、その中に規模的な工業増加額が5,655億元である。工業製品の生産販売率は97.9%に達し、1992年以来の最高レベルである。浙江省は中小企業が多数で、30数万の中小企業があって、全企業の99%を占めている。中国最も成長力を備える500の企業の中に浙江省の企業が21%を占め、成長型の中小企業が一番多い省の1つになっている。製品の市場占有率も高く、競争力が強く、例えば娃哈哈グループ会社、万向グループ会社、浙江納愛斯化学工業株式会社などの知名会社が、全国の同業界でリーダー格の優勢企業である。

　所有制度の構造

　浙江は財産権制度を突破口として、国有資産の総量と運行効率を大幅に上げ、国有経済の制御力、影響力、駆動力もいっそう上げている。全省の電力、通信、水道、ガス供給などの業種、化学、冶金などの資本密集の原材料産業、電子、医薬などの技術含有量が比較的に高い新業種の中に、国有と国有の持株企業が比較的に大きい割合を占め、国有企業が製品、技術と設備の拡散を通じで、中小私営経済の発展に好条件を創出した。

　浙江省の個体私営経済が発達している。2006年末まで、全省の私営企業が41万軒で、総括的な資産が億元以上の私営企業が1540軒である。全国の民営企業の総合的実力トップ500社のなかに浙江省の202社が入選された。中国社会科学院が公表した“自主的に新しいものづくり”の全国民営企業のトップ50社のなかに、浙江省が19席を占めている。

　地域特色のある経済

　浙江省の特色ある経済は発達している。全省の地域経済が製造、加工、建築、運輸、養殖、紡績、貿易、サービス業などの数10領域、100余りの業種と30余りの農業副産物の加工業に及んでいる。地域の特色経済の工業総生産額は省全部の工業総生産額の49%を占めている。楽清の低圧電器、海寧の皮革と服装、永康の金属製品、诸暨の真珠、浦江の水晶工芸品などは全国で評判が高い。集中化の発展が地域経済の上昇を動かした。民営経済は集中化の発展を通じ全国で大きい影響がある地域経済になっており、浙江省製品の市場占有率と競争力を上げた。調査によると、今までは全省に工業総生産額が億元以上の地域経済群の数は500余で、その中の50余区域の製品は国内市場占有率が30%以上にしている。

　専門市場

　浙江省は“市場の大省”と言われている。商品取引の市場は数が多く、規模が大きく、総合能力が強く、影響範囲が広い。取引の範囲はほとんどの生活?生産手段領域を基本的に覆い、消費者市場を中心として、専門市場を特色として、生産手段市場を後続として、そのほかの要素市場を組み合わせてセットにする商品取引ネットが作り上げられた。2006年に全省商品の取引市場の数が4064箇所である。年間の商品市場の取引高が8,247億元で、連続16年全国の首位に位置している。義烏中国小商品市場、紹興中国軽紡織工業城(市場)は全国の経営規模が一番大きい専門市場であって、2006年の取引高はそれぞれ315億元、301.1億元に達し、同類市場の中で全国1位である。浙江人はまた全国各地に“浙江ショッピングセンター”、“温州街”とほかの市場を創立して、国外もいくつかの市場を創立した。