国際貿易往来

　浙江省は中国で一番早い対外開放の省の1つである。2006年末まで、浙江省は世界の200余の国家と地域と直接的な経済貿易関係を確立した。対外貿易の経営主体、輸出市場、輸出商品、貿易方式の多元化を積極的に取り組み、国有と国家持株企業、外資企業、民営企業などがいっしょに国際市場を開拓していく状態になった。2006年全省の輸出入貿易総量が1391.5億ドルである。そのうち輸出が1,009億ドルで、輸入が382.5億ドルで、去年に比べてそれぞれ31.4%と25.1%を増加した。輸出商品の構成は改善され、機械と電力設備、ハイテクノロジー製品を主として、同時に紡織などの伝統製品の輸出の付加価値を増やす商品システムは基本的に形成した。

　毎年の6月、10月に行う浙江省投資貿易相談会、中国杭州西湖国際博覧会、義烏中国国際小商品博覧会は浙江省と世界の経済往来の重要なプラットフォームになった。

　企業を誘致し資金を導入することを重点として、外資利用の質とレベルを上げるため、2006年に米国、ドイツなどの国に一連の経済貿易活動を行い、いくつかの企業を誘致し資金を導入するプロジェクトに成功し、世界トップ500社、ハイテクノロジーと現代サービス業からの資金を導入する足取りを速くした。2006年、全省が実際的に88.9億ドルの外資を利用し、去年に比べて15.1%を増やして、平均1つのプロジェクトが533万ドルの外資を導入して、沿海の省と市の先頭に立っている。製造業の外資利用が主導的な地位にいて、ハイテクノロジー産業と第三次産業が実際に導入した外資は全省総額の32.2%を占めている。外資は病院、空港、小売と金融レンタルなどの現代サービス領域を投資し始めている。世界トップ500社のなか、77社はもう浙江省で企業を197軒設立した。

　浙江省は“歩き出す”の戦略を実施して、海外投資と国際経済協力の快速発展を推進する。2006年、海外投資の規模が拡大して、そのうち100万ドル以上のプロジェクトの投資額が全省海外投資総額の86.4%を占めている。海外企業の増資や多国籍のM&Aも増えている。麗水の納愛斯グループ会社、杭州工作機械グループ会社などは海外企業を買い付け、国際市場のルートに速く入った。外国経済貿易業務のレベルが上げて、設計、コンサルティング類のプロジェクトも増え、海外支援工程も突破口を得た。

　開発区

　浙江省は13の国家級開発区があって、57の省級経済開発区がある。2006年に省級以上の開発区は1,727億元の工業増加額が実現して、そのうちハイテクノロジー技術の生産額が開発区の工業生産額の40%を占めている。各開発区は実際に44.5億ドルの外資を誘致して、全省の総額の50%を占めている。区内の産業構成は日に日に合理になって、製造業などの工業プロジェクトを除いて、農業、交通、運輸、郵便通信業などの第一次、第三次産業プロジェクトが大幅に増えている。

　国際文化交流浙江省の文化国際交流活動が日々頻繁になっている。世界から百近くの国家と多種多様で、広域の文化交流活動を繰り広げている。そのうえ、各方面?多ルートの国際文化交流ネットを建てた。統計によると、2006年に全省は対外、対香港、マカオ、台湾の文化交流プロジェクトが410件で、5,498人が参加した。受入れた外国と香港、マカオ、台湾地区の興行団体、展覧会、交流団体が316回で、4,617人がある。浙江省新聞出版、放送業界も積極的に国外メディアと協力している。教育、科学技術の対外交流が絶えず開拓されている。

　国際姉妹都市

　1979年2月に杭州市と日本岐阜市が初の姉妹都市になって以来、浙江省はもう米国、ドイツ、フランス、英国、ロシア、日本、韓国、タイ、ブラジル、キューバ、オーストラリア、南アフリカなどの47ヶ国の省、市と189対の姉妹都市関係を確立した。浙江省人民対外友好協会は世界の30余の国家、地域の100余の友好団体と友好関係を確立した。これらの友好関係は浙江省の対外開放を広げて、対外交流と協力を推進し、浙江省の経済建設と社会発展に貢献をした。

　知名の華僑の故郷

　浙江省は中国知名の華僑の故郷である。150万の海外華僑と香港、マカオの同胞があって、世界129の国家と地域にあまねくゆきわたっていて、そのうち西欧と北アメリカなどの地方で最も多い。省内に帰国華僑と華僑の家族や親戚は100余万人がある。浙江籍の海外同胞は居住する国の建設と発展に積極的に参画するだけでなく、浙江省の経済建設と社会発展にも有効的な貢献をした。

　浙江省と海外の連絡は密接である。2006年、浙江省は『浙江省華僑権利保障の臨時規定』を策定し、“浙江華僑商会”を設立して、僑商(華僑商人)にサービスして、省内に華僑の権利を保護する。杭州、寧波、麗水、舟山、金華、衢州などの地方に10箇所の中国語教育基地を設立して、海外華僑と団体、海外中国語学校のために中国語教育サービスをして、2006年に百近くの海外中国語学校の教師が漢語知識と教学方法の訓練養成を受けた。26ヶ国と香港からの400余人の中国系の青少年は“ルーツ探しの旅”および各種の故郷ルーツ探しのサマーキャンプ活動に参加した。