東医薬株式会社に従属する張同泰(ちょうどうたい)漢方薬局は純粋な漢方薬を経営するため、漢方業界で名高い。胡慶余堂(こけいよどう)などといっしょに杭州の三大漢方薬局と呼んで、悠久な漢方薬の歴史と文化を持つ企業である。
張同泰の設立者張梅(ちょうばい)は、浙江慈溪の人であって、漢方薬に精通である。清の嘉慶十年に(1805年)張同泰を開いた。1910年、子孫たちは漢方薬局を大規模に再建し、石塀も作り直された。これで、張同泰の名は江南に知れ渡った。
張梅は遺訓を定め、“古法を守り、できるだけ長所を発揮する”、“品物が確かで、専念に社会を報いる”という。これらの遺訓は張氏の家族に代々伝わって、今それに踏襲し、額が作られ従業員に戒める。これで市場から信用を得た。
張同泰は飲み錠剤の作り、および丸薬、粉薬、膏薬、練り薬の作りに精通している。そのうえ材料の品質を厳しい基準で守り、必ず本場の材料を求めている。たとえば、バイモが四川の松貝(そうばい)でなければ仕入れない。ヒカゲツルニンジンが必ず山西の潞党(ろとう)からの産物である。クコが宁夏省、甘粛省から摘み、ベニバナがチベットのベニバナなど。材料は必ず正統で、買い付けるときが高い値段を心配しなくて、行程の遠近をこだわらない。各種の丸薬、粉薬、膏薬、練り薬を360種生産し、古法で調合し、不良品を優良品として見せかけは絶対にしない。工芸をさらによいものをもとめて、これで医薬の道徳を立てる。
張同泰は今なお“三進”式古建築、石塀が残って、典型的な清朝末期の建築スタイルである。二百年の歳月を経ったが、広く大きい勢いは未だに伺える。室内に美しく装飾され、精緻な彫刻、金塗りの看板と額がある。青い石壁の門の上に輝いている“張同泰”の店名が掛かっている。門の隣に“張同泰生粋の薬材”の銅の看板が掛かっている。ホールに多くの磁器製の瓶、錫のボックス、漢方薬を煎じる器などの漢方薬容器、薬船、すり鉢、薬刀などの製薬工具、領収証、包み紙、印章などの文化財が陳列している。漢方薬文化の香り、および数千年の漢方薬の香りは面と向かってくるのである。
いっそう張同泰の伝統漢方薬文化を伝承?発展するため、今漢方薬と中国医学と養生を結びあせて、経営と医療、保健と養生、旅行と見学を一体になって、中国で有名な漢方薬文化の発信地の1つになった。
1999年に杭州市文化財に指定された。
1987年に国内貿易部に中華老舗と定められた。
2006年に国家商務部に改めて第一回中華老舗と定められた。
2007年に第二陣浙江省無形文化遺産に入られた。
社長:李邦良(りほうりょう)連絡電話:0571-87028825
ファックス:0571-87028919住所:杭州中山北路99番