邵永豊(しょうえいほう)成正食品会社は衢州(くしゅう)の百年の老舗である。千年の歴史がある製品と百年の歴史があるブランドと伝統技術を一体になって、専門的に“衢州ゴマ餅”を手作業で加工、生産、販売する企業である。独特な伝統工芸を重んじ、両面にゴマをばらまいて、炭コンロで焼いているため、その名が広く知られている。
“衢州ゴマ餅”は古いときの“胡麻餅”である。古代に“芝麻”を“胡麻”と呼んで、クルミの実を“胡仁”と呼んだ。胡麻と胡仁をあんとしての餅は“胡麻餅”と呼んだ。かの白居易(はくきょい)の詩に、“胡麻饼样学京都,面脆油香新出炉;寄与饥馋杨大使,尝看得似辅兴无。”と、つまり“国都を模倣し作られた胡麻餅は、歯ざわり良く油もよいにおい;楊大使を送るため、輔興工房を見に行った。”という。詩の中の“胡麻餅”は現在の“衢州ゴマ餅”である。
邵永豊は清朝の光緒年間に開業され、元祖の名前は邵芳恭(しょうほうきょう)で、かつてはゴマ餅屋の主人であった。彼のゴマ餅はたくさんの餅屋の中で品質がひときわよくて、工芸が独特で(真剣に作って、根本を失わない原理を伝承した)、口あたりがたいへんよくて、彼の店に行ってゴマ餅を買う人がにぎわった。自分のイメージを確立するため、“邵永豊ゴマ餅”というの看板をつかった。店の名前は“永豊”というのは、ゴマ餅を作る商売は盛んになって、ゴマ餅を食べる人は体が丈夫で、みんなは永遠に豊作になるという意味である。
邵永豊ゴマ餅の定番品種は一筒に十個の香りゴマ油ゴマ餅である。昔は祝日に贈るためのものである。また注文して作る大きなゴマ餅もあって、中秋節に月をめでるとき、結婚のとき、誕生日のときに賞味するのである。直径が2尺(約60センチメートル)で、重量が2斤以上で、表面にカラーゴマで“嫦娥(じょうが)が月に走る”、“麒麟が子ともを送る”、“天の官が福を賜る”、“福、禄、寿”および書画などの内容が書かれ、中国の伝統的な食文化を表した。
2007年6月9日、中華老舗――無形文化遺産――邵永豊手工芸博物館は衢州市上営街34番に正式に開かれた。館内に何百の純粋手作業の製作工程が展示され、邵永豊の何百個の工具を収蔵したのである。そのなかに小麦粉を混ぜるためのかめ、あんを擦るためのかめ、たんす、かまど、焼く鉄パンやふた、吊り輪など何百年の歴史がある邵永豊製品を作る工具を観光客が見物するようになった。さらに観光客は専門スタッフの指導で自分でゴマ餅を作ることもでき、餅師によってゴマ餅を焼いた後もち帰ることもできる。
2006年に“邵永豊”は国家商務部に第一陣の“中華老舗”と定められた。
2007年6に浙江省無形文化遺産に指定されたと同時に、国家レベルの無形文化遺産をみごとに認定。
社長:徐成正(じょせいせい)電話:
携帯電話:対外ビジネス連絡人:鄭建雯(ていけんぶん)
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住所:衢州市柯城区黄家双塘頭邨